それから その3

 もうすっかり時期を外しちゃいましたね(笑)。それなのにこの話を再開した理由は後ほど……。

 告別式も終わって、里塚の火葬場へ。霊柩車に乗っていくのは喪主の母だけ。心理状態を考えるとひとりにはしたくないんだけど、まあそれはしょうがない……。泣くのは仕方がないけど、ちょっとの間、ひとりで頑張れよ……。

 火葬場に到着、翌日が友引だったせいか大混雑(- -;)。まあしゃあない罠。
 里塚の火葬場に行った事のある人は分かると思うんだけど、あそこってエレベータホールみたいだな。棺桶が入る分だけの幅と高さのドアが開き、魂だけをあの世へ導くエレベータ……。
 もしかしたら狙ってデザインされてるのかもなぁ? いや、マジな話、そう見えるんだよね。だとしたら、大正解だと思うなぁ……。


 毎度思うんだけど、焼いたら骨ってあんまり形通りで残らないんだねぇ……。
 まあ、生々しい形で残られてもたまらないけどな(汗)。


 なんやかんやが終わって、繰り上げ法要の為に式場に戻ります。でね、ここで一番の仕事が私に回ってきます。遺族・親族代表挨拶ってやつです。普通は喪主がやるらしいんだけど、喪主が女性の場合は家族の男性になるらしいです。
 で、葬儀屋さんに渡された原稿を棒読みです(笑)。一応は練習したんだけど、葬儀屋さんには棒読みで良いって言われたから(笑)。


 でもなぁ、それを読む俺、前歯がないんだよなぁ……orz。


 ようやく葬儀は終わりました。ですが、これからは現実が待っています。名義変更とか大変(笑)。
 預金通帳なんかは当然止まり、よってその口座から自動引き落としだった公共料金なんかもストップ(汗)。
 住んでる家も父名義でしたから、やっぱり名義変更。
 車もそう。仮に廃車にするのも印鑑登録された判子が必要なので、既に故人となった父の判子は使えません。車検の名義変更もそうですが、自動車保険も名義を換えなきゃなりません。うぐぅ……。母は免許を持っていないので、私の名義になりましたが、金は母が出しました(汗)。


 あと何かあったかなぁ? もう忘れちゃったな、3ヶ月以上経ったし(汗)。


 そうなんだよね。毎日が忙しくてあっという間に時間が経つんだよね。全く思い出さない訳じゃないけど、でも……。父がいないのは不思議な感覚だけど、でも、それまでも四六時中一緒にいた訳じゃないし(母は違うらしいけど)。
 でもあれだなぁ、母の方がいなくなったら、だいぶへこみそうだな……(思い切りマザコン扱いされそうだけど、まあ大筋では間違ってないからどうでもいいや(爆))。

 で、今日です。納骨してきました。お墓の下ってああなってるんですね。納骨の儀式ってああするんですね。
 なんかね、ようやく一区切りついたような気がします。昨日とあんまり違いませんけどね(笑)。

 うーん、このまま終わるのってここらしくないですねぇ……。で、シリーズ最後を飾るネタを最後に一つ(笑)。
 遺族・親族代表挨拶なんですが、仮通夜の時点で原稿を渡されており、葬儀屋さんからは適当に練習しておいてくれと言われていました。
 で、練習中に思った事。

「遺族を代表しましてぇ、一言御礼の言葉を述べさせていただきますぅ。この度のぉ……」

「もっと真面目にやらんか!」

 


王立宇宙軍かよっ!