普通すぎてつまらない

観てきました!

SPACE BATTLESHIP ヤマト

感想としては……普通(笑)。
普通すぎてつまらないねぇ……(^^;)。

ってゆうか、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の話を織り交ぜて、それなりにヤマトっぽい話になってました。この辺は上手いなと思いましたね。
古代がキムタクって聞いたウチのお袋が言った言葉「歳とりすぎじゃない?」(笑)ですが、それが逆にいい効果を出してました。古代と同期の島もいい感じのおっさん(笑)になったおかげで、地球との最後の交信をする相手が弟じゃなく息子に設定を変更、切なさが増してました。
森雪がブラックタイガーパイロットになってる事や、佐渡先生や相原が女性に変更になっている事なんかはあんまり気になりませんでした。
ガミラスイスカンダルについての設定変更は、その昔に出ていた石津嵐版の小説を思い出しましたね。ウィキペディアでちょっと調べてみたら、そんなに似てませんでしたが(笑)。


逆に気になったのは戦闘シーン。なんて言うかな、みんなどこかで見た感じ……でしたね。
ブラックタイガーガミラス戦闘機のドッグファイトは、バトルスター・ギャラクティカだし。
ガミラス兵との陸戦シーンは、スターシップトルーパーズだし。
戦うアナライザー(笑)は、エイリアン2に出てきたパワーローダーっぽいし(笑)。
もっとも、これをパクリだと言うつもりはないです。ハリウッドの連中だって、ジャパニメーションからインスパイアされているんですから(笑)。
ストーリー的には、遙かな旅であるイスカンダルへの道程が、あっという間に着いてしまった感じになっている事が気になりました。そりゃオクトパス星団とかビーメラ星とかをやってる暇はないのは分かりますが、「地球滅亡まであと……」がないってのはヤマトとしてどうなのかと。
冒頭での地球艦隊対ガミラス艦隊はもう少し観たかったなぁ。ガミラスに特攻するゆきかぜとか、時間があれば……って、その時間がないのね(笑)。


軽口叩いたパイロットが直後に撃墜される「柿崎効果」(笑)といったお約束もあり、それなりに楽しめちゃいました。
だからこそ、ネガティブ・キャンペーンをするつもりの身としてはちょっと残念(爆)。



最後に、「伊集院光深夜の馬鹿力」リスナーとして一言。
伊集院がこの前の放送で言ってた「ヤマト」評の内、辛辣だった部分に関しては彼がなんでそう思ったのか理解出来ない。
役者の演技に関する感想は、変なバイアスがかかってるとしか思えない。
「セットがいかにもセット」と言ってたが、あれなら十分な出来だと思うんだけど。どんなSF映画だって、「どうせセット」なんだから。まあ、「松本メーター」じゃないのは残念ですけど(笑)。
「ラストに『いつだよ!』ってのがある」と言っていたのだが、それが何について言っているのか全く分からなかった。



総評としては、まあなんていうか「毒にも薬にもならない」ってところですかね(笑)。
それじゃあんまりなんで、「頑張ったで賞」ぐらいか?(爆)DVDを買う気にはならない程度、ですね。