ミニスカでニーソ

 士官候補生の体験航宙が終わり、母星系に帰ってきた時に母国が突然の宣戦布告を受け、宇宙戦艦1隻の損害だけで、即時降伏を決定していた。正規の軍人には退艦命令が出され、卒業間近だった士官候補生だけが残される。だが、母国に忠誠を誓う候補生は、星間ネットワークに独占中継権を与える事で活動資金を得て、母国奪回を目指す!

 「げんしけん」が終わっちゃったんで、新たに見るアニメを物色してたら、上記のような話の新作が始まるんで見てしまいました。無論、真面目なSFなんかではなく、女性の制服がボディコンミニスカでニーソックスですから、まあそういうアニメなんですけどね(笑)。

 で、感想なんですけど……、うーん、微妙(笑)。面白くないわけではないこともない、そんな奥歯にさきイカが挟まったような感じですね(笑)。
 まず第一に、キャラが多すぎ。覚え切れません(笑)。まあ、種と違って判別がつきやすいキャラデザみたいなので、区別はつきますけど(笑)。
 第二に、モニタ画面を多用しすぎ。戦闘シーンの推移をブリッジ要員のモニタ画面(とオペレータの報告)で説明してるのです。これは上手くやる(『レイズナー』なんかがそうね)と緊迫感が増すのですが、上手くはまってなかったように思われます。ですが、この辺は好みもあるので一概には言えないでしょう。
 第3に、SF的ガジェットが上手くはまっていない感じがする。多機能携帯電話(金の支払いも、携帯 to 携帯で出来る)のに、その携帯の形態が今の物とほとんど同じってのはどうなんだろう? それと、FTL航行やFTL通信があるのに、重力制御がない(だから、慣性航行中の艦内は無重力)ってのも、絵的には面白いけど科学考証的には微妙だよな(笑)。大体、宇宙戦艦の推力軸に対する床配置はヤマトと同じなのに、艦内が無重力だったら、加速の度に人間が吹っ飛ばされるだろうに(笑)。まあ、その辺は分かってやってるようだが(そのまんまのシーンがあったからな)。
 第4に、用語の統一が不十分。主人公達は防衛大学の学生で、彼女達が乗る艦は護衛艦、正規の艦長達は自衛官と、現在の自衛隊を彷彿される組織として描かれている。だが、彼女達学生は士官候補生と呼ばれている。ここはやはり幹部候補生と呼称するべきではないのかね?(笑)それに、護衛艦○×という呼称があるにもかかわらず、自分たちが乗る艦の事を宇宙戦艦って呼んじゃうし(笑)。
 第5に、話がバタバタ進みすぎ。どうも1クールアニメっぽいが、そのせいか、話をかなり端折っている感じがする。でも、まあなんとか脳内補完で理解は出来るのだが。ラノベ原作らしいので、詳しく知りたければ本を買え、と言う事なのだろうか?(笑)

 でも、なんだかんだ言っても、そこそこ楽しめたんだよね(笑)。ブリッジオペレータが女の子ばかりなのは、スポンサーである星間ネットワークからの要請があったから(テレビ映えがいいって事だな)ってのは、そういう状況(女だらけのブリッジ大会)を正当化する方便とはいえ、なかなか説得力があると思ったよ(笑)。
 そんな訳で、来週も見ます。何かあれば突っ込みます、以下のように(笑)。

 無重力の艦内制服がタイトとはいえミニスカって、セクハラじゃないのかね?(笑)
 目標を捕捉してから主砲発射準備してるんじゃないよ! ロックオンと同時に斉射じゃないのかよ?
 主人公の女の子が、本当は任官拒否予定だったってどうなん?(笑)
 うわ、ED テーマはKOTOKOじゃねぇか!<これは突っ込むポイントじゃないです(笑)