その一言が言えなくて

 昼間のラジオで、そんな事をテーマにメール・ファックスを募集していました。いろんな事が言えずにこんな人生を送っていますが、言えなかった言葉といえば、やっぱりあれかなぁ?

 前の会社にいた時、新入社員の女の子を好きになりました(汗)。いいじゃないですか、そんな時代もあったんですよ(笑)。
 色々あって仲良くはなったのですが、それ以上には進みません(笑)。ですが、ある時にビックチャンスが向こうから飛び込んできました。仕事柄、機械設備見本市のチケットをもらう事があったのですが、なんとその娘が自分から見に行ってみたいと言い出したのです!
 千載一遇のチャンスを逃す程、私も当時はぼんくらじゃありませんでした(笑)。とんとん拍子に話は進み、見本市デートというワケワカなプランが出来上がりました。もっとも、向こうはそれがデートだとは思っていなかったのですが(汗)。

 私と同じ係の女の子に「頑張れ!」とエールを受け、当日が来ました。ええ、私の目から恋愛光線がビーッ!!って出ていたので(爆)、同僚にはバレバレでした。問題は、光線を照射している相手が全く気が付いていなかった事ですかねぇ……?(泣)
 車で彼女を迎えに行き、その後見本市会場へ。さあ、度胸を決めて告るぞ!!(爆)
 しかし……



事件はその車の中で起こったのです!


 と盛り上がった所で以下次号、にした方が良いのではないかな?(笑)<成原博士風

 とりとめもない話をしていると、彼女が突然話を変えました。
「そうだ、聞いてくださいよ」
「はい、なんですか?」
「○○さん(女性、彼女と同期入社)と××君(男性、やはり同期)が私の事をからかうんですよ」
「え、どうやって?」
「○○さんが、××君が私の事を好きだからつきあって欲しいって言ってるって、そんな事言ってからかうんですよ!」
「……」



罠?(汗)



 その××って奴の事はよく知らなかったので何とも言えないのですが、多分からかって言ってるんじゃないと思うんですよねぇ……。本気で言ってたんだと思うんですよねぇ……。
 でさ、そんな話が出た後に「俺とつきあってくれ」って言えると思う、このヘタレ野郎が?(笑)当然のようにその日は、見本市を周り、夕食を一緒に食べ、「じゃあね」と言って、そのままさよならしました(泣)。

 言えなかったなぁ、たった一言が……。今となっては「だから何?」って話だけどさ。
 で、もしもその時に言えてたとしたらどうなってたかと言うとだな……。





内緒!(笑)





 上手くいった可能性の方が高かったのだけど、実はこの件の半年後に会社辞めてるからなぁ。上手くいってたら、怒濤の吐血イベントが開幕したと思われ(謎)。